利他の心
季節の変わり目なのか最近ちょっとだけ体調が優れない私です。
でも熱や咳があるわけでもないので仕事を休んだりはしないし、普通に出勤している。なるべく会社のみんなに察されないように配慮しているのですが・・・。
加えて忘年会や集まりのシーズン。お世話になった方達との交流の場は絶対に休みたくない私。というか仕事も休みたくない。しかし、体の疲れは溜まっているようでした。
そんな最中のとある朝・・・
職員さん「社長!おはようございます!」
職員さん「良かったらコレどうぞ!最近疲れているように見えてて・・・」
え・・・
その気遣いのおかげで治ったわ
こういう気遣いありがたいですよね。まだ27歳の職員さんから。
「病は気から」という言葉があるように体調が優れないことで少しだけ落ち込んでいた気持ちが上向いた。ありがとうございます!ハート全回復しました。
話は少し変わりますが、みなさんは「利他の心」という言葉をご存じでしょうか。
京セラという今では大企業を立ち上げた稲盛和夫さんの「生き方」という本にそれは綴られています。
利他の心とは、
自分の利益よりも他人の利益を優先し、自己犠牲を払ってでも尽くそうという心
という意味が込められております(改めて調べたら仏教から来ているんですね)
・・・ちょっと今の時代じゃ、ブラックじゃね?と思われた方もいらっしゃるでしょう。その考えは違います。働き方ではなく自己の「考え方」です。決して身を粉にして会社に尽くせという意味ではございません。
稲盛さんはこれについて(引用)
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。
より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。
と語っております。自己よりも他人を優先させることで結果的に周りからの協力を得ることが出来、自身の成長につながる、と説明しております。
話は戻りますが、今回の職員さんのお金を使い労う行為=自己犠牲であり「利他の心」が備わっていると仮定できるから、これから自身が困った時はたくさんの協力を得られ、最低限の苦労で問題や課題を乗り越えていける人材になるだろう・・・と勝手に予想します。
これは私たちが生業にしている「介護」にも通ずる考えだと思います。
あ、ちなみにお断りしておきますが私は特に何の宗教の信仰もございません。でもお墓参りはするから一応仏教にはなるか。
長くなりましたが心がほっこりしたそんな一日のご紹介でした。稲盛さん著書の「生きる」オススメです。