納涼祭!
先日はとある介護施設の納涼祭にお邪魔しました!
もちろん、
津軽三味線の演奏!
それ以外で呼ばれることはほぼない。
本当はマツケンサンバとか出来るけど、津軽三味線が演奏できることがボヤけてしまうから隠しておく。
皆様、施設でふるまわれたかき氷を食べながら、興味津々に聴いて頂きました。ほんとありがたいっす。
ちなみに、こういった外部での演奏時には必ず皆様へお伝えする豆知識がございます。
それは、「津軽三味線の皮は犬皮である」ということ。意外と皆さんご存じないようです。
よく、「猫の皮でしょ!」とおっしゃる方もいるのですが、間違ってはない。三味線には、細棹、中棹、太棹、三線の4つに分類される。そのうちの太棹が津軽三味線にあたり、三線は「ヘビの皮」。
長唄、地唄と呼ばれる曲が主に細棹、中棹で演奏されることが多いですが、ぶっちゃけチューニングを合わせればどの楽器であっても全ての曲を演奏できます。
では、なぜ津軽三味線は犬皮なのか。津軽三味線だけ大きく違うのが「バチでたたきつける奏法」があるから。
津軽三味線だけ「叩く」という奏法が加わるため、頑丈な犬皮が使われ始めた・・・と言われております。
べっ甲のバチで、糸を叩きつけ大きな音を出す。それ故、演奏中にバチが割れてしまうことも・・・(バチの値段、5万~10万!)
少し前までは「津軽三味線はお金かかかる楽器」と言われておりましたが、技術の進化により、
・破けない皮(合成皮)
・割れないバチ(プラスチックでべっ甲のしなりを再現している)
などが出回り、以前ほどメンテナンスや修理にお金がかからなくなったイメージです。)
(10年ほど前までは1年に1回、皮の張替えで4~5万かかっていたが、私も合成皮にし、10年ほど張り替えていない)
こういったオハナシを、演奏の合間にお伝えさせて頂きました。
演奏のラストは、夏の風物詩「どだればち」
演奏に合わせ会場の皆さんが手拍子で応援してくれ、大成功の一日でした。またお邪魔させて下さいね。
この度はお声掛け頂き、ありがとうございました!