７月７日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去る７月７日、七夕。

世間では彦星と織姫が一年に一度出会う、ロマンチックな日です。

もちろん、ゾロ目の日ということでパチンコに興じる方もいらっしゃったのではないでしょうか。

しかし、こいつの誕生日というのを忘れてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水木星夜の誕生日！

（有料ホーム施設長）

今回は彼にドッキリ誕生会を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは場所の選定。

事前に「７月７日の夜、誕生日だから私と二人でごはんでも行こう！」と誘い、合意。

でも、クラッカーや誕生日ケーキも用意したい。それらが実現するお店・居酒屋を探すも・・・・ナシ。

ここは思い切って、休業日にあたる自社のデイサービスで行おう！と場所決定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンバー。

まずは、いつも大変お世話になっているアニキにお越し頂くことに。

加えて、デイ所長・ヘルパー所長・デイ介護員の五十嵐さん。

もっと、何かサプライズが欲しい！

 

誰かいないか・・・あぁ・・・そうだ！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆみ子だ。

（水木母）

きっと喜ぶはずだ。決定。

 

 

 

仕事の合間に時間を頂き、水木実家へ突入し説得へ。畑仕事の合間でちょうど家にいらっしゃった。

事情をお話し、当日に来てもらえるかどうか交渉。二つ返事で「行きますよ！」って言ってくれた。息子に似てノリが良い。

そして、いたずらドッキリもしたいことも伝えると快く賛同。

その内容とは、誕生日にあたる７月７日に電話で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誕生日にごめん、詐欺にあってしまったから300万貸してほしい。

 

 

と連絡をしていただけることに。ほんとスイマセン。結構ノリノリでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に本人を混乱させる。

 

７月７日のご飯を食べに行く車内で、私が「デイ所長が逮捕された」という話題を振る（もちろんドッキリです）

前の日の６日に同窓会があり、お酒の力もあり器物損壊で逮捕された・・・というストーリー。詳しくはまた後程ご紹介する。

 

この二本立てのドッキリを駆使し、デイに誘導することとなった誕生日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、誕生会パート１スタート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

７月７日（日）、彼は17：00まで仕事でだったため、16：30頃に私が迎えに行った。

 

 

私「（ちょっとテンション低めに。デイ所長が逮捕されている設定だからね）お疲れ様。じゃ、今日行こうか」

 

水木「いいんですか？すいませんわざわざ」

 

私「その前にちょっといい？」

 

水木「どうしたんですか？」

 

私「実は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私「佐藤所長が逮捕された」

 

 

 

 

 

 

 

水木「えっ」

 

私「実は昨日の同窓会でかくかくしかじかで・・・今、弘前警察署に拘留されている」

 

水木「まじですか？え？大丈夫ですか」

 

私「まぁ・・・デイの運営はなんとか大丈夫だけど・・・明日、新聞に載るかもしれない」

 

水木「だ、だいじょうぶですか、こんな日にごはんなんて。違う日にしましょうか？」

 

私「（それはまずい！）いや、予約してしまっているから今日は今日で行こう」

 

水木「逆にすいません、じゃいきましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

～　二人、車に乗る　～

 

私「あ！実はさっきまでデイで佐藤所長が抜けたシフトを作成してて、財布わすれちゃった。お店に行く前に財布取りに行ってもいい？（これでデイサービスへ行くという大義名分が整う）」

 

水木「大丈夫ですよ！」

 

私「ほんと、あいつ（デイ所長）何やってるんだろうな。酒飲みすぎるなって注意したばっかりなのに。・・・弘前警察署の前、通ってみる？たぶんあいつの車停まってるはず」

（ここでバレないように佐藤所長へLINEする。「今から警察署に行きます」と。返信：「了解です、いつでもイケます」）

 

水木「・・・通ってみますか」

 

 

 

 

実は、ガチ用事で弘前警察署へ書類提出の用事があった佐藤所長。

なので、ちょうどその用事と今回のサプライズをミックスさせ、駐車場に車を停めているところに、私たちが通過し本当に佐藤所長が拘留されている風にみせる・・・というストーリーである。

 

佐藤所長へのLINE：「あと５分程で警察署の目の前通ります」

返信：「了解。（書類を提出しに）署内へ入ります」

 

そして、弘前警察署の駐車場の前を通ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イカついレクサス停まってるぅ～！ナイス！

大成功？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私「ほらほら！佐藤所長の車、停まってるじゃん。ほんと何やってんだかあいつ。情けねぇな」

 

水木「はい・・・っていうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水木「佐藤所長の車ってどれですかね？」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイツ、マジで言ってるん？

そんなことある？

 

 

不覚。そう、水木施設長はあまり（というかかなり）車に興味がないのだ。

佐藤所長がレクサスを乗っている、という情報だけは知っていたんだろけど、車種やナンバーの刷り込み作業はしなかった。

・・・仕方ない。強行突破する。

 

 

私「・・・ほら！あの黒いレクサスのナンバー〇〇〇〇の車！良くデイに停まってるじゃん？」

 

水木「そうなんですね」

（「そうなんですね」って、一番きつい返しだと思うのは私だけ？あなたの意見は耳に入ったけど私は同意はしていない的なニュアンス）

 

私「・・・ま、まぁ、そういうことでデイに財布を取りに行きましょうか」

 

水木「はい、スイマセン」

 

 

 

 

ここで、デイ待機チームへ連絡する。

 

LINE：「今から警察署からデイに向かいます。何時頃に着けばいい？」

返信：「6：15で！」

 

待機チームと連絡を取り合い、デイへ向かう。

途中途中で、「予約している店の時間は大丈夫か」や「どこのお店にいくのか」などのどうでもいい質問が来たが適当にあしらった。

いずれにせよ、財布を取りに行くと貫いた。

 

 

そして到着・・・いよいよネタばらしへ。

 

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この続きは・・・第２部にて！お楽しみに。