その名は「シーフ」
先日、ネットニュースにて発見した記事。
滋賀県警察草津署は4日、窃盗の疑いで滋賀県守山市のケアマネジャーの男(60)を逮捕した。
容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年5月から7月の間、コンビニエンスストアで不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使って7回にわたり、現金計350万円を引き出して盗んだ疑い。
同署によると、カードの名義人は男が県内の勤務先で担当していた高齢者で、既に亡くなっている。親族から今年4月「預金口座からお金が引き出されている」と同署に相談があり捜査していた。
まぁ・・・・
完全にアウトですね。待望の麦飯を召し上がって下さい。
こういったニュースが広まることにより「介護するやつはク〇だ」とかまた言われるんでしょうか。
言われても仕方のない内容ですが少し残念です。但し、全員がこういった盗人ではないことはご理解頂きたい。
ケアマネとして一人暮らしの方を担当すると、判断がマヒしてしまうんでしょうね。自分以外誰も管理してないから(厳密に言えば今回のような家族の目がある。容易にバレることの想像力が足りないんでしょうか?)
「預ける方が悪いんじゃないか!」とご意見を頂きそうですが、実情としてそうもならない時もある、というのはお伝えしておきますがやっていい理由にはなりません。
このあたりの問題は介護業界では氷山の一角だと・・・強く思います。
デイサービスや訪問系サービスで例えれば、
・入浴中のお客様の荷物からお金を盗む
・トイレに行っている間に盗む
・衣服の整理がてらタンスから盗む
容易にできてしまう。
盗みグセのある奴は・・・もう「特殊スキル」のような形で習慣になっている気がする。
目の前のお金もそうだが、どちらかというと「ぬすむ」が成功した!にやりがいを感じているのだろうか。
↑FFシリーズの「シーフ」。戦闘中に敵からアイテムを盗む特殊スキルを持っている。素早さも他よりも高い。逃げ足が速い。
要介護認定の高齢者が、少ない年金や貯金で信頼している介護サービスを利用していることに尊敬の気持ちを向ければ、そういった感情は起こらない・・・はず。
なので、前述したように「想像力のなさ」が原因であると感じています。
盗む→バレる→内容によっては逮捕→会社をクビになる→報道される(今やテレビだけでなくこのようにネットニュースにも)→地域で話題・逆有名人になる→場所や住まいを変え転職?
積極的に盗むべきは、
高齢者の気持ちだけにしませんか。
デイの利用者がスポーツカー好きで提供時間を過ぎた後、少しだけドライブに連れて行った。
「めっちゃすげーじゃんっ!やばいじゃん!なつかしーわっ」と興奮したようです。
介護サービス以外の活動を通じて、当事業所を信頼してくれるという気持ちを盗んでしまった。
おまわりさん、私です。すぐに逮捕して下さい。