まなこんブログ

プレイヤーか監督か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のお題は仕事について。

よくお仕事、いわゆるビジネス論的なオハナシは「野球」に例えることでその解像度を増すことができると言われております。

 

私は22才の頃から介護一本で来まして、34才で独立。そして本日に至るまでになります。

昔は会社・高齢者が求めることならなんでもやりました。当時は給与や待遇よりも、早く認められたい、早く信頼してもらいたい、目立ちたい気持ちでいっぱいだったからです。

 

 

 

時は経ち、今では自身で運営する側に。従業員さんは今、35、36人くらいかな?ちゃんと数えてないけどそのくらいだと思う。ありがたい。これからも宜しくっす。

でですね、サラリーマンとしてやってきた介護職員が経営者になり、数年経って考え方について変化があったんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てに手を出すことが正解ではない、です。

「は?何イキってんのこいつ」ってなるかもしれませんが、最後までお聞きを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有料ホームもデイサービスも開設したときは一生懸命やりました。体を張って。私も・・・生活がかかっている。

ヘルパーの早番やったり、入居者の体調が優れない時は泊まったり。デイも一緒。今でも覚えていますが開設から2~3カ月は毎日、レクや余興を披露した。

 

いわゆる「プレイヤー」。野球でいうところの4番ですかね。自身の想いを体現するために、背中を見せなきゃいけない時もある。全てに携わり課題も解決したい。走者が塁に出た時は打点を上げたい、そう思いながら望んでいました。しかし、現実の役割として必要なのは「監督」業務。会社の運営はもちろん、組織が機能しているか、問題が起きるようなガンはないか、課題は何か・・・色々とあるわけですよ。

 

ここまで聞けば「現場に出るいい社長さんじゃん!」ってなりますよね。汗水流して働く上司の姿は、見ていて気持ちの良いモノです。信頼も得やすい。しかし、深掘りしていくと・・・職員の成長に繋がってないんじゃないかって考えるようになったんですよね。

 

まず、組織と言うか会社として「この人が抜ければ回らない」という状況って、そんな良くないと思うんですよ。その人の能力が高いのは認めるけど、それを伝達・教育するセンス、いわゆる「少し先の未来を考える力」はないんじゃないかって思っちゃいます。

考え方を進化させ、正常に組織が機能しているうちに「自分がいなくなっても回る体制にする」ことが会社においては非常に重要だと考えます。リスクマネジメントってやつですかね。あ、だからと言って仕事中にいなくなってゴルフに行くとかではないですよ。ゴルフはやらん。

 

ここを理解するかしないか、伝えるか伝えないかで組織の成長にも影響してくるのではと考えています。

 

なので・・・今は問題が起きてピクっ!って体が反応しても、意図して口も手を出さないこともある。知らんぷり「風」。気にはなる。絶対的な解決策は頭の中に浮かぶんだけど・・・それを言ってしまえば考える力と解決した時の承認欲求を奪うことになる。初動の対応がどんな感じか静観して、特にお客様や職員、運営に問題がなければ、あれこれ言わずに見守るしかない。でも「最悪のパターンはこうなるだろう」と頭の中で用意し、いつでも出陣できるようにしておく。信じ切って任せるしかない。同時にこれが監督の役割だと自分でも信じる。

 

私が手を出すことで一時的・瞬発的な解決になっても、人・組織が成長しない、彼ら彼女たちがそういう体験できる(レベルアップできる経験)機会も奪っていると今は考えるようになりました。

 

でも、私の性格上、何でも協力したい&やりたいし、やれる自信がある・・・この出方が非常に難しい。あ、人員不足時は別ですよ。利用者にご迷惑かかるのを放っておくのは好きじゃないし、責任を取るという点においてもあたりまえ。

 

 

もしも、野球のメンバー9人全員が大谷翔平だったら・・・って考えたこと、あります?

超やばくないっすか?そんなん、世界大会で優勝でしょ。

 

でも、みんなが大谷翔平にはなれないんです。ご承知のとおり。

ならば役割と適材適所という考えを整理し、目的をもって仕事に接することも、自身の成長になるのではと考えます。出来ない部分は補ってもらう、出来る部分は協力する。理由のない過度な強制はしない。人の出来ないを理解する。この辺りなんでしょうか。

 

とまぁ、取り組み途中のオハナシをさせて頂きましたが、誰かの何かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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