あと少し
9/3,9/4,そして最終日の今日はケアマネジャーの更新研修(専門Ⅱ)がzoomにてあります。残るは今日の4時間!やっと・・・終わる。
ご存じの方も多いかと予想しますが、ケアマネジャーの資格は更新制。5年間ごとに既定の研修を受けなければ実務に就くことはできません。
eラーニング、提出・記入物。それが終わればZOOMにて講義受講&グループワーク。結構大変っすよね。
ただ大変なだけではなく勉強になった部分もあるのは確かです。
でですね・・・ずーっと疑問に思っていたこと。それは今回の研修でも解決せずにいた事柄があります。おそらく、私だけじゃないはず。
それはですね、
「地域資源の開発」
っす。
え?ナニ?と思われた方もいらっしゃることでしょう。簡単にご説明しますね。
膨れ上がる介護保険費用の抑制も兼ね、それらを適切に取り扱うためケアマネジャーは介護保険サービスのみならず、地域資源(家政婦、自費サービス、行政が行うリハビリ教室、サロン等)を積極的に併用していこう、という流れがあります。要は介護保険サービスだけに頼らないでね、ということ。ここまではおかのした!って自信を持って言える。
しかし、本題はここから。
「その地域に無ければ我々ケアマネジャーが行政や包括に声を挙げて一緒に作っていこう!」
的な流れになるんすよね。これが「地域資源の開発」。個人的にここが一番疑問に感じている部分でして。
おそらく大抵のケアマネジャーさんってどこかの会社に所属していますよね。介護事業に想いを持って一生懸命働いているとは思いますが、その方達だってプライベートがあるし、1日の勤務時間に限度がある。
それに加えケアマネ業務の忙しさ。
新規利用者受付、入院、入所、サービス変更、担当者会議、地域ケア会議への出席、認定調査、月末のモニタリング、ケアプラン点検、急な利用者からの呼び出し、今回のような莫大な時間の研修・・・正直、余裕は無いっすよね。
そんな過酷な状況下で、イチ個人に何故それを求めるのかが今の私の考えでは追い付いていませんでした。スイマセン。
普通に地域の課題=市町村の課題じゃないの?
地域の課題=ケアマネの課題?まぁ‥提案する立場ではあるのか。
もちろん、この方針を全て否定しているわけではありません。個人のケアマネジャーの活動には限界があるので、大掛かりなモノは私たちのような法人が取り組むべき課題だとは思います。
でもね・・・どこも介護保険に代わる革命的な社会資源サービスをやらないじゃん。理由を教えましょうか?採算が合わないからっすよ。
一時期私は、こども食堂よろしく「高齢者食堂」なるものがあればいいなぁ、と考えたことがありました。高齢者が集まるレストラン!
考えただけです。結果は出せていない。食に困っている高齢者の方々に来て頂き栄養のある食事を格安もしくは無料で食べてもらう。バリアフリーはもちろんのこと、広いトイレ・座席、食事に影響なくオムツ交換ができるスペース・・・他の介護施設で外出行事の一環としても利用して頂く。楽しそうじゃないっすか?余興なんかもやれば更に楽しいよね。
でですね、これらをやろう!とは言ってもですね、残念ながら私たちのような中小企業ではそれなりのリスクを伴うんですよね。建物の整備、それの返済、人件費、光熱費、食費、税金の支払い‥「福祉活動で儲けを考えるつもりか!」と厳しいお声を頂きそうですが我々は営利法人であるし、YouTuberじゃないんだからせめてトントン+将来の積み立てができるくらいはさせて下さいよ。絶対ランボルギーニとかは乗らないからさ、絶対。
しかし、ただ文句を言うのは性格柄好きじゃないので、この打開策としては行政が本気で取り組むか(補助金とかね。運営スタッフを確保してくれるなら‥心強い!)、同じ想いを持った経営者同士が共同することでリスク分散・・・の2点に絞られると考えます。
ま、この食堂に関してはモデル的にお金がかかる事業内容かもしれないけど、おそらくこのメインテーマが確信に進んで行かないのは「誰がそのリスクを背負うのか?」に集約されているような気がします。しかも発信したとて「じゃ、〇〇ケアマネが主導でやってくれるんですよね!」となると趣旨が変わりもはや人狼ゲーム。心臓がキュっ!ってなるよね。ただただその場しのぎで「こういうのあればいいっすよね!」って言っただけなのに・・・。
しかも会社外での活動(認めてくれる会社もあると思うケド)なので、手当等もなくプライベートまで犠牲にする覚悟が必要。それでもやるかい?
その覚悟があるんなら起業した方が早いし、自身が幸せになる可能性は高いっすよ。
グダグダ申し上げましたが・・・私はこの問題を真剣に考えています。
何年にもわたり提言され、特に大きく変わっていない状況(情報不足だったらスイマセン。土下座して謝ります)について、もっと深く「何故、進まないのか?」という現状と課題を話し合った方がいいような気もします。なんかそれ自体を否定できないような空気感もヤダ。個人的に。
「出た出た、また地域資源の開発(笑)」とならぬよう、自身も取り組みできることはしていくつもりです。
(ちなみにデイサービス湯口の宿では、近隣にスーパーやドラッグストアがあることから利用時に利用者が必要とする食材・日用品の買い物代行をお手伝いしております。もち無料っす。この取り組みはケアプランに組み込まなければいけなかった生活援助サービスを僅かながら削減できると考えております。こういったのも地域資源の開発?違う?)