来年の改正どうなる?
来年、2024年は3年に一度の
介護報酬改定
が行われますね。
前回の2021年からの3年間と考えると、真っ先に頭に上がるのが
新型コロナウイルス
ロシア・ウクライナ戦争による物価高騰
政府発令の企業努力による賃金アップ
でしょうか。あくまでも私個人の意見ですのでご愛敬下さい。
事業者として一番気になるのが今後3年間の介護保険報酬額。
下がるよりは・・・上がった方がいい。税金が使われていることは重々承知しているけど、うちの会社は人件費にその多くを投入している。
(今は1人、いや2人休んでも回るシフトだと思う。有給も取って頂いている。長く働いてもらうためには必須・・・?)
しかし、今回は少し事情が違う。
昨年末から爆上げした電気代。
有料ホームに関しては全館エアコン暖房のため、1カ月の請求額は平年の2.5倍にあたる75万。今も尚、届く請求額は例年に比べ40%~50%上がってる(データを取ったら電気使用料は昨年より下がっている!)
これに関しては経営のセンスがどうこうというより予測不可能ですし、改善の見通しがつかず今後もこれらを支払い続けることに少し恐怖を覚えます。
計画の段階で「戦争が起きそうだ。よし、〇月頃に燃料費が上がるだろう。光熱費の試算を変更だ!人件費を削れっ!」
ってはならないっすよね?占い師に転職すべき。
もちろん、他の事業所さんもこうやって乗り切っているはずだとは思います。が、介護業界に関しては全国一律の(地域による1単位あたりの違いはあれど)介護報酬であり、予想外の出費がかさんだまま耐えきるのは今後の課題であると考えています。
加えて介護報酬の話題をもう一つ。
2021年に改定された内容の一つでもある
通所介護の入浴介助加算
以前はデイで入浴すれば50単位という報酬を得れましたが、二つに分かれることに。
入浴介助加算Ⅰ 40単位→従来と同様;10単位減額
入浴介助加算Ⅱ 55単位→専門家の方たちと自宅を訪問し、将来的に自宅で入浴できるようにデイ側で計画を作成・・・でしたっけ。うちはやってない(やろうとも思わない)
約3年間の実施データも出てた。
入浴介助加算Ⅰ算定率→91.7%
入浴介助加算Ⅱ算定率→11.9%
ていうか、
ほとんどめんどくさくてやってねーじゃん。
以下、「joint 介護ニュース」より転記
(中略)厚労省が報告した算定率を踏まえ、審議会の委員からは不満の声、見直しを求める声が相次いだ。
「上位区分の算定率が低く、実質的に報酬減となった事業所が多い。中重度の利用者は「加算Ⅱ」になじまない。入浴にかかるコストは年々大きくなっており、今より算定しやすくなるなど検討が必要」
ですよね。私もそう思います。
「中重度の利用者は~」なんて、介護を経験していればわかりきっていること。要介護3以上の算定は困難だって初期は俎上にあがらなかったのでしょうか。
計画書の作成や自宅へのモニタリング、訪問が必要となってくる(弊社では実施してないので想像の話です。要は今より事務作業がかかるということを言いたい)とすると、これ以上の事務負担増は・・・ちょっと勘弁かもです。
私でさえ、
レクのスタンバイ中に仕事を片付けている
(処遇改善加算の報告書を作成)
この介護の現状をお伝えしたい。