とうとう出たね。。。
とうとう出たね。。。
介護保険制度改正の内容！（予定な部分もあり）
一通り、全サービスへ目を通しました。
色々と改正内容に触れたいところですが、一つだけ・・・まさかの、訪問介護の単価が下がったことは少し衝撃で、頭の整理に時間がかかった（デイと居宅は上がった。微増だけど）
びっくりした。「えっ、この流れで！？今まで俎上に上がっていた課題は？」って感じた私です。
決して儲けが減るとか、潰れるから・・・とかそういう観点では無くて、在宅生活を推し進めるのはもう辞めたんですか・・・？地域包括ケアシステムってナニ？
Twitter等では非難の嵐ですが、これを読み解くのが好きな私。深堀りしていきましょう。
訪問介護費
身体介護 （改正前→改正後）
２０分未満 167→163（-2.4％）
２０分以上３０分未満 250→244（-2.3％）
３０分以上１時間未満 396→387（-2.3％）
※小数点以下は四捨五入。とりあえずこの３つの区分を参考に。
４月以降、３つの処遇改善が一本化になった後の加算率は22.4%→24.5%（2.1％増）
改正後の処遇改善加算を単純に計算してみると、
改正前単価：処遇改善加算（身体２）
396×0.224＝89単位
改正後単価：処遇改善加算（身体２）
387×0.245＝95単位
89単位→95単位（6.7％増）
基本報酬は下がったけど、処遇改善加算金は上がった・・・
私の計算間違えが無ければ、
処遇改善加算（職員へ分配する義務があるお金）を増やし、賃上げを事業所で図ってもらう
という意図が見えました。
※計算に事業所加算等は省いています。加算「率」なので分母が大きいと恩恵も大きい。加算が取れる体制の事業所と取れない体制の事業所との差をつけた・・・と解釈できる。
しかし、課題となっている訪問介護事業所の倒産の歯止めにはならないような気がします。事業所で使えるお金は確実に減る。
少しわがままを言えば物価高騰が叫ばれている中での、光熱費等の支援はしてほしかった・・・月５万程度でいいから・・・と思ったり思わなかったり。
ていうか、２月から処遇改善補助金？で賃上げするって話は・・・どうなったんすかね。情報来てないの私だけ？もしかして４月以降の処遇改善加算に含まれたわけでは無いよね。続報お待ちしております。
デイサービスについてはいくらか明るい話題が。
単価が少し上がったことと、「悪天候時、利用者の安全を考慮した少し早めの送迎の出発等」が認められましたね。そういったやむを得ない場合はケアプランに位置づけされているサービス時間・単価で算定しても差し支えない、と。
入浴介助加算Ⅰの単価は現行のまま。Ⅱは知らん。しかしながら、Ⅰの算定でも４月からは「入浴に係る職員への定期的な研修を行う事」とおみやげ付き。変わらずどんどんやるべきことを増やしていくこの謎。
介護事業の書類負担軽減を！の姿は、もう無い。
ていうか定期的って表現やめませんか？「最低でも〇ヶ月に〇回」という表記に変えてほしい。定期的の言葉をそのまま使うと、「半年に１回」も日本語的には成立する。監査時に「これは定期的ではないですよね」とは言い切れない・・・はず。で、Q＆Aにて、伝家の宝刀
「〇〇の研修開催については事業所の職員数や能力、利用者の状態により～（以下略）一律に期間を決めることはない。事業所により柔軟に取り組むよう努めることとする」
って来るんでしょ？
もうそんな解釈なら、
最初からやらなきゃいいのに。
自ら提案しておきながら放っておく「投げっぱなし」スタイル。
まぁ、色々語りましたが、すいません。でも、「やれ！」って言われたらやる子なんです私。自分たちのやり方を信じて、お客さんに選ばれる施設を目指すしかない。
そんなことはさておきとりあえず、1/25に発売する
風来のシレンが楽しみっす。
何年ぶりかに、「とうとう出たね。。。」
