「寿司かへる!」
ほうじゅに去年から入居中の方で、自宅を売却することとなり、荷物の整理でご本人を連れ一緒にお邪魔しました。
入居の際も何度かお邪魔したのですが、すごく立派なお宅です。
年を取るにつれて二階へ上がれなくなったり片づけも出来なくなってしまったようです。
一緒に荷物の整理をしていたのですが出てきたのはたくさんのアルバム。
そっとページを開くと、モノクロ写真で私と同じくらいの年であろうご本人が子供を抱っこしている写真や、ご家族でたくさん集まっている写真がありました。
私たちと同じバリバリ働いていた頃もあったでしょうし、色々な悩みを抱えてこの年まで生きてきたと思うんです。
その思い出の詰まった場所が手を離れると思うと、少しだけ寂しい気持ちになったと同時に、「この施設でもう一度、いい思い出を作ってあげよう」という思いが更に芽生えました。
さて、真面目な話はここまで‥。
荷物整理を終え車に乗って頂くと、急に
「寿司かへる!」
と言って頂きました。
おそらく自宅まで連れてきたお返しをしたかったんでしょう。
その後の予定も無かったことから、ご本人がよく通っていたユニバースへ。
担当ケアマネジャーの木下さんとツーショット!!すごくいい写真。自宅にいた頃から担当だったようです。
ご存じの通りほうじゅは美女が多いんです。男性の方、入社お待ちしております。
※同伴は別途料金頂きます。
いざ、店内へ。
不思議と足取りはいつもより早かったです。
てか、めっちゃ早く歩けるんですね。よく奥さんの食事もこちらで買っていたようです。
あっという間に寿司コーナーへ。
何度かお断りしたのですが・・・どうしてもお礼をしたいそう。思い切って、ありがとうございます!
数を数えている姿がまた愛らしいです。
※何かでお返ししますね。
寿司をカゴに入れたあとも・・・
「なにが欲しい物ねが?」
「あど、いいが?」
※あとは大丈夫っす!
と非常に気遣い頂きました。
たぶん、自分のお子さんや孫さんにもこういうやさしい方だったんですね。
帰りは私が転倒しないように付き添い。
逆に盗撮されていました。不覚。
と買い物はここまで。
お昼は自分で買ったお寿司を食べ、大満足のご様子でした。
ご本人がどういう思いでいるのかは聞けませんが、きっと今の施設には納得している?はず。
これからも行きたいところやしたいこと、叶えてあげていきたいな、と思った日でした。